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ULTRASTUDIOスタッフのブログ。
by ultranagasawa
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カテゴリ:architecture( 16 )
hhstyle.comからキディランドへの改装
建築家・妹島和世氏による建築が有名な原宿「hhstyle.com」が7月に閉店し、
玩具店「キデイランド原宿キャットストリート店」として9月に改装オープンしました。
その改装の様子が話題になっていたので、休日を利用して実際に見に行ってみました。

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ファサードのガラスには、キデイランドで取り扱うキャラクターの大きなステッカーが貼られ、
インテリアショップ時代のすっきりしたイメージとはかなり変わっています。

よく見ると、この建築の特徴である、薄く、一部が傾斜したスラブを隠すように、
水平なラインが書かれ、普通の3階建てビルに偽装されています。



店内に入ってみると、背の高い棚がびっしりと棚が並べられ、商品が陳列されているため、
傾斜した床や細い鉄骨柱など、建築的な特徴が伝わりづらくなっています。

インテリアショップ時代、
デザイナーズチェアのギャラリーも兼ねた1階と2階を繋ぐ勾配の緩い階段が、
個人的にはこの建築で一番好きな場所だったので、おそるおそる行ってみると、
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両側のガラスにはキャラクターのポスターが一面に貼られ、閉鎖的な空間となり、以前の心地良さは無くなっていました。



「ひどい改装だ」と設計者側の主観で言うのは簡単ですが、
クライアントが変われば建物のコンセプトが変わるのは仕方がないことです。
それに翻弄される名建築を見て、あらためて「建築は誰のものか」ということを考えさせられました。



nagasawa / ULTRA STUDIO
by ultranagasawa | 2010-09-29 20:50 | architecture
製図試験終了
昨日は2級建築士・製図試験でした。

まずは大きなミスもなく、描き切ることはできました。
12月の合格発表まで安心はできませんが、
とりあえず試験のプレッシャーからは開放です…。

しばらく休んで、一級の準備も少しずつ始めていきたいと思います。
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nagasawa / ULTRA STUDIO
by ultranagasawa | 2010-09-13 21:32 | architecture
新横浜駅前歩道橋
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当事務所より徒歩7分。

新横浜駅前の歩道橋です。
常に交通量の多い交差点の上に、環状に架かっています。

歩道橋やペデストリアンデッキは、
多くの場合、重々しい太いRCの柱・梁で支えられていて、
下の空間なんて諦められたように暗く汚い空間になってしまう、
というマイナスのイメージが強かったのですが、
この歩道橋は明るく・軽快な印象で、
景観に溶け込むことに成功している、とても好きな構造物です。

よく見ると、道路の中央辺りに柱が欲しくなりそうなものですが、
道路を跨ぐように大きくスパンを飛ばしていて、その強度の持たせ方に興味が湧きます。

屋根の梁材が意外に太い部材が使われていますが、
これも全体剛性を受持たせる役割があるのだろうと思います。

nagasawa / ULTRA STUDIO
by ultranagasawa | 2010-06-17 15:42 | architecture
世田谷区役所
道路の調査で世田谷区役所へ。

初めて訪れましたが…
巨匠・前川國男による建築、かっこいいですね。

築後約50年間、おそらく何度も補修されてきた、
コンクリート打ちっ放しの外壁の無骨なテクスチャー。
格調の高ささえ感じます。

コルビュジェを思わせるピロティ。やはり直系ですね。
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中庭は沢山の人で賑わっていました。

第位置庁舎大階段の吹抜けホール。(ケータイのカメラなので汚いですが、)
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開放的で気持ちのいい空間です。

世田谷区役所第一・第二庁舎と、隣接する世田谷区民会館は、
老朽化などの問題から、建替えの計画が持ち上がっていると知り、驚きました。
また1つ名建築が消失してしまうのでしょうか。

保存運動も始まっているようなので、今後の動向に注目したいと思います。



nagasawa / ULTRA STUDIO
by ultranagasawa | 2010-04-06 21:38 | architecture
変容する壁面
最近、建築物の壁面をスクリーンとして利用し、
映像を映し出すインスタレーションが多く発表されています。







どれもダイナミックでおもしろいです。

そして、世界遺産にも指定されている、ヨーン・ウッツソンの「シドニーオペラハウス」もスクリーンに。
500m以上離れた対岸から14台のプロジェクターによって映像が映し出されているそう。

こちらは動きは少ないですが、とても美しいです。




nagasawa / ULTRA STUDIO
by ultranagasawa | 2010-03-09 18:53 | architecture
ブルジュ・ハリファ
世界一の高さ828m、160階建てのビル、
アラブ首長国連邦・ドバイの「ブルジュ・ハリファ」。
(「ブルジュ・ドバイ」から名称変更したそう)

一時期、ドバイショックで完成が危ぶまれましたが、無事竣工したようです。

その完成を祝う、式典の花火映像ですが、建物同様に桁外れのスケールです。



経済危機も噂されたドバイですが、世界一の超高層ビルをきっかけに、また復活するのでしょうか?


また、他の中東の国でも超高層ビルを計画中だというから驚きです。
クウェートでは、千夜一夜にちなんで1,001メートル(2016年完成予定)のビル、
サウジアラビアでは、地上1マイル(1.6km)のビルを計画しているというニュースを読みました。

この高層建築ラッシュはいつまで続くのでしょうか?
そしてそれに意味はあるのでしょうか?



nagasawa / ULTRA STUDIO
by ultranagasawa | 2010-01-20 22:19 | architecture
ルイス・バラガン邸をたずねる/ワタリウム美術館 090909-
学生のとき、大学の図書館で斎藤 裕さんの「ルイス・バラガンの建築」の美しい写真を観て以来大好きな、ルイス・バラガンというメキシコの建築家がいます。
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写真のようなビビットでカラフルな彩色が有名で、
アブストラクトの絵画を建築化したような作品が多いですが、
内部にあらわれる空間は、静かで幻想的です。

彼の代表作であり世界遺産にも登録されている、
「バラガン自邸」のモックアップが展示される
『ルイス・バラガン邸をたずねる』展が
青山のワタリウム美術館で2009年9月9日(水)~2010年1月24日(日)
開催されるそうです。
是非行ってみたいと思います。

バラガンの建築は、光という要素が非常に重要ですが、
展示でどのように表現されるのか、
SANAAによる会場構成も楽しみです。



nagasawa / ULTRA STUDIO
by ultranagasawa | 2009-09-04 22:21 | architecture
長期優良住宅と住宅ローン減税
6月4日からいよいよ施行された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」。

これは、欧米と比べて既存住宅流通シェアが極端に低い日本も、

「つくっては壊す」フロー消費型の社会から
「いいものをつくってきちんと手入れしながら長く使う」ストック型の社会を目指そう!

ということで政府が推進している政策のひとつです。

長期優良住宅の認定を受けた住宅は、
住宅ローン減税の拡充等、
一般住宅よりも優待された税制面での特例措置が受けられます。
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さらに、所得税での控除措置は以下の通り。
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控除期間はどちらも10年間ですが、
対象となるローン残高の上限や控除率が段階的に年々変わり、
最大控除額が徐々に縮小されることになります。
つまり最大控除が受けられるのは2009年~2011年までに家を建てた人ということになります。

さらに、2009年に最大の500万円や600万円の控除を受けるには、10年後まで5000万円以上の
ローンが残っていなければならないことになります。

と、いうことは…金利3%、35年返済として試算してみると、
当初の借入額が約6170万円以上という計算。

控除を受ける前の所得税額も50万円または60万円以上なければならず、
専業主婦と子ども1人のファミリー世帯の場合は年収が1000万円前後必要となります。

そこまで聞くと、得するのはお金持ちだけ?と思ってしまいますが、
最大控除額まで所得税から控除しきれない分を住民税からも控除が受けられるようにもなっています。
(当該年分の所得税の課税総所得金額の額の5%、最高9万7500円が上限。)

仮に住宅ローン残高が3000万円で年間の所得税額が20万円とすると、
ローン残高から計算した控除額は30万円なのに所得税からは20万円しか控除されず、
10万円が余ってしまいます。
その10万円が住民税からも控除されるとなれば、
多くの人が減税拡大の恩恵にあずかれるということです。

かなりの補助を受けられそうですが、
長期優良住宅の設計には、その分かなりの気を使わないといけないようです…


まだ施行されたばかりですが、
これからどんどん関心が高まっていくのではないでしょうか?



nagasawa / ULTRA STUDIO
by ultranagasawa | 2009-06-17 20:01 | architecture
public and private
建築をつくるうえで、
パブリック(公)とプライベート(私)という観念について、
昔から議論がされてきましたが、
ここ数年は
パブリックとプライベートという観念自体を否定したり、
組み替えようとする建築が増えてきました。

その流れからなのか分かりませんが、
平気でダイニングに面してトイレが配置されたプランをたまに見かけます。

おさまるところが無く仕方なくなのか、何か類型を破る提案からなのか…

実は僕はそんなプランのマンションに、大学時代2年間妹と住んでいました。
食事をする空間で、
目の前のドアを開ければすぐ便器というのはあまり気持ちの良いものではなく、
いくら家族とはいえ、気を使いながらの生活だったことを思い出します。

ちょうど今日事務所内でその話題になり、
それを「デリカシーのないプラン」と呼んで批判していました。

やはり、最も私的な空間には何らかの緩衝がほしいものです。


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nagasawa / ULTRA STUDIO
by ultranagasawa | 2009-05-02 21:03 | architecture
陰翳礼賛
現代では、「明るい」ということは無条件に善とされていますが、

かつての日本の住宅には闇があり、

その陰と影に美を見出していました。


旧天明家(農家)にて。
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暗い座敷に、強い夕日で障子の文様が浮かび上がる。


谷崎潤一郎の陰翳礼賛を思い出しました。

「陰」と「翳」、そして「光」…。深いです。



Canon DEMI

nagasawa / ULTRA STUDIO
by ultranagasawa | 2009-04-25 20:01 | architecture


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