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ULTRASTUDIOスタッフのブログ。
by ultranagasawa
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龍安寺
ウルトラ研修旅行2014京都MAP

世界文化遺産にも登録されている、枯山水の方丈石庭で有名な龍安寺へ。
二方を油土塀で囲み、東西30メートル、南北10メートル余りの長方形の白砂の庭に15個の石を配する構成となっています。
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学生時代に一人で初めて訪れたときに感動したのを覚えていて、今回リクエストさせていただきました。

数年ぶりに訪れた感想は…正直、すこし残念に思いました。

まず、アプローチから方丈(本堂)へ至る経路と、石庭を見てから敷地内を巡る帰りの順路に趣きやおもしろさを見い出せませんでした。
敷地内にある湯豆腐屋に誘おうとする大きな看板も印象のいいものではありません。
垣や敷石や石段、庭の管理など、直前に桂離宮を見てしまっているのでどうしても比べてしまいました。

石庭は相変わらず素晴らしく、究極の引き算の美学を感じさせてくれます。
しかし、有名な観光地ということもあり、またお昼前という時間帯からか国籍様々な観光客が多く、
とても初めて訪れたときのような静寂な気持ちは味わうことはできませんでした。

次は、拝観客が少ないに時間帯を狙って、また訪れたいと思いました。


nagasawa / ULTRA STUDIO
# by ultranagasawa | 2014-03-11 20:15 | tour
桂離宮⑧ 月波桜
京都社員旅行からまもなく1ヶ月…

ブロクには、この旅行一番目に訪れた桂離宮のことを延々と上げ続けていますが、
さすがにペースが遅すぎるだろうとの天からの声がありましたので、
スピードアップして今日をもって桂離宮編はラストにしたいと思います。

さて、最後にご紹介するのはタイトルにも書いた『月波桜(げっぱろう)』。
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月波桜は、古書院と並んで池に面して建つ、観月のための茶亭で、
こけら葺の寄棟屋根の、素朴で小ぶりな佇まいの建物です。
内部は、天井を張らない葦簀(よしず)による化粧屋根裏が美しく、
部屋も完全に仕切らず上部でつながっていて、広々と開放的な空間となっています。

そしてこの建物の魅力は、ディティールにも光ります。
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割った竹でつくられた雨樋の、集水器と縦樋の接続部。
シンプルで合理的な形態になっています。
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雨落ちの砂利の留め方にも遊び心が。
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皮付きの丸太の曲がりがそのまま開口を形取っています。
建物を構成する多くの直線のなかに、一本の曲木を配するアイディアにも卓越したセンスを感じます。


以上、桂離宮編でした。
桂離宮は、1度見学した程度では、とてもその魅力を発見し尽くせるものではないと感じます。
また近いうちに訪れたいと思います。



nagasawa / ULTRA STUDIO
# by ultranagasawa | 2014-03-06 20:32 | tour
桂離宮⑦ 織部灯籠
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桂離宮の庭には数多くの灯籠があります。
用途も形もそれぞれ違い、足下を照らすための灯籠、舟遊びのときの灯台の役割を果たす灯籠など様々ありますが、中でも多いのが「織部灯籠」です。

織部灯籠とは、 戦国武将で千利休の弟子で茶人でもあった古田織部が創案した灯籠の形であるといわれています。
軸部にマリア像とも見える像が刻み込まれている(ほとんどが地中に埋まっている)のと、棹の上部が横に張り出しているのを十字架に見立てて、「切支丹(キリシタン)灯籠」とも呼ばれ、隠れキリシタンたちの崇拝物となっていました。

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織部の弟子ともいえるのが小堀遠州で、桂離宮には、この2人の流儀がかなり取り入れられており、設計には遠州が携わっていたという説もあります。
しかし、織部、遠州、そして創建主である智仁親王共に、キリシタンに関わりの深い家系でありながら、本人が切支丹であったという記録は残っていません。

果たして本当に織部灯籠はキリシタン灯籠としてデザインされたものなのでしょうか…?
そのような謎も、桂離宮の魅力であると思います。



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# by ultranagasawa | 2014-03-01 20:01 | tour
桂離宮⑥ 書院郡
桂離宮の書院郡は、東から古書院、中書院、楽器の間、新御殿が雁行形にズレながら連なって立ち並んでいます。
この形態は、年月を経ながら次々に増築された結果で、軸をずらすことで日当たりや風通し、建物からの庭園の眺望に配慮しています。

内部は見学することができなかったので、外観の印象のみの感想ですが、「かっこいい」です。
水平/垂直でつくられる大小の矩形、白/黒のコントラスト、高床式の形態から受ける軽い印象のプロポーション。
単純明快ながら変化に富んだ構図の美しさは、材料を置き換えれば、
現代に時代を超えて生まれ変わることのできる斬新さを持っているのではないでしょうか。
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書院へ至る延段。
夏は茂った緑が程よく視界を遮り期待感を演出し、
秋は紅葉で華やかな眺望をつくるのでしょうね。

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古書院入り口へ続く飛び石と階段上の盛土。
一段ごとに材質の違う段が軒のラインに沿って直線的に折れ曲がっています。
2段目の砂利が軒の真下に来ていることから、雨落ちの役割をしているのではないかと思います。

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月見台。
書院が高床式なのは、湿気を避けて夏を涼しく過ごすため、すぐ東を流れる桂川の氾濫に備えるためなどの理由もありますが、
やはり最大の理由は、書院から月を眺め、庭を鑑賞するにふさわしい高さとするためとされています。
床が高いほど早く月を捉えることができ、正面の池に映る月を愉しむことができます。
智仁親王がこの地に離宮を建造したそもそもの目的がそこにあったのですから。


nagasawa / ULTRA STUDIO

# by ultranagasawa | 2014-02-21 19:16 | tour
桂離宮⑤ 松琴亭
桂離宮の4つの茶屋のなかで最もよく知られる「松琴亭(しょうきんてい)」。
とくに一の間の床の間と、二の間に続く襖障子の市松模様は有名だと思います。

学生時代和室に住んでいたとき、この市松に憧れて
藍の和紙を部屋の襖に弱粘着の両面テープで貼り付けて、
松琴亭の襖を模した市松模様をつくって自己満足していました……。

さて、松琴亭の襖障子を実際肉眼で見ると、
年月による変色で藍色ではなく彩度の低い薄い青色になっています。
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手前の床天袋の下一畳大が石炉になっています。
春夏秋冬の茶室のうち「冬の亭」とされる所以でもあります。
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二の間からの庭園の見事な眺め。
茅葺の屋根を支える柱が見えますが
自然のままの皮つき丸太が使われており、違和感が抑えられています。

nagasawa / ULTRA STUDIO

# by ultranagasawa | 2014-02-19 18:58 | tour


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