Top

ULTRASTUDIOスタッフのブログ。
by ultranagasawa
検索
カテゴリ
桂離宮④ 池庭
b0161170_19513353.jpg
桂離宮の池庭は、現存する最古の池泉回遊式庭園です。
池泉回遊式庭園とは、眺めるだけでなく散策しながら様々な景観を楽しむという趣向の庭園のこと。

実際に散策すると、苑路のどこに立ちどこから眺めるかによって次々に味わいの違う風景をみせてくれます。
飛び石や石橋、灯籠、つくばいなどが巧みに配され、
ときには大きな松やソテツが視界を遮ることで期待感を与え、
風景が開けたときの喜びを大きくする緻密な計算も施されています。

移動しながら色々な方向にレンズを向けて写真を撮っていると、
風景のどこをどう切り取っても計算し尽くしたような完璧な構図の写真が撮れるので、
とても不思議な感覚になりました。
b0161170_19513283.jpg
個人的には庭園回遊のクライマックスのカットはここだと思います。
小島に植えられた赤松と、州浜の先に灯台に見立てられて置かれた織部灯籠、
その間に日本三景のひとつである天橋立に見立てられた石の反り橋がのぞく。


nagasawa / ULTRA STUDIO
# by ultranagasawa | 2014-02-18 19:00 | tour
桂離宮③ 遠近法
桂離宮が作られた江戸時代の初期は、
キリスト教をはじめとする西洋文化が様々なかたちで入ってきた時代でした。
同時期にフランスではヴェルサイユ庭園が造園されていた頃です。
庭園の様々な技法が成熟し、桂離宮の庭園にもその影響が随所にみられます。

といってもそれは本で得た知識。
百聞は一見に如かず。ということで……いつも持ち歩くようにしているメジャーを取り出し、実測です。
b0161170_19323777.jpg
松琴亭の待合として設えられた外腰掛の前から伸びる延段。
切り石と自然石の組み合わせでできており、全長は17mあります。
注目するのはその幅。実測してみると、始点の幅は86cmでしたが終点は81cmでした。
つまり先に行くほど細くなっており、遠近法を操作して奥行きを深く見せています。

このような操作は他にもいくつも用いられ、たとえば園林堂の飛び石。
b0161170_19323788.jpg
実測すると、奥に敷かれたものほど数ミリずつ飛び石は小さくなり、
飛び石の間隔は広くなっていきます。
これも奥行きを実感させるための遠近法の操作といえます。

自分で測ってみると、本で数字を見るのとは違う、身体的にスケールを感じることができますね。


nagasawa / ULTRA STUDIO


# by ultranagasawa | 2014-02-13 19:49 | tour
桂離宮② 霰こぼし
b0161170_18331558.jpg
皇族の正式な入り口とされる御幸門(みゆきもん)です。
御幸門を入って右へ曲がり、
古書院御輿寄手前の中門にいたるまでの真っ直ぐな道を御幸道(みゆきみち)といいます。

ここで驚いたのは敷石のおさめ方の繊細さ!
御幸道は青黒い加茂川産の小石を「霰(あられ)こぼし」という手法で敷き詰められています。
b0161170_18331599.jpg
その名の通り、あられをこぼしたかのように小さな石を敷き詰められているのですが、
一つ一つの自然石が、パズルのようにぴったりと嵌っています。
隙間が小さく、平らな面を上に向けて敷かれているのでとても歩きやすいです。


調べてみると、それぞれの石は選別された上で位置までが決まっており、
石の裏には番号が書かれてあるそうです。
指示された位置に指示された石を手作業で置いていくことで作られているそう。

それほどまでに徹底されているからこその美観なのですね。


nagasawa / ULTRA STUDIO

# by ultranagasawa | 2014-02-12 18:14 | tour
桂離宮
b0161170_20183458.jpg

2月7日〜8日の2日間、研修旅行へ連れて行っていただきました。
昨年の韓国に続き、第二回!今年の目的地は『京都』です。

 今回訪れた場所はこちらに公開しておきます。
 → ウルトラ研修旅行2014京都MAP
  (都合により行けなかった場所もありますが)


7日金曜日の朝、まだ日も昇りきらない6時台に新横浜駅に集合。
7時発の新幹線で京都へ。
最初の見学場所は桂離宮です。
桂離宮は、学生の頃に見学の抽選に落選してしまい、
訪れることができなかったという苦い思い出があります……。
今回は、念願の桂離宮見学が数年ごしで実現したのでした。

桂離宮は、
17世紀に風流人として知られた八条宮家の創設者、智仁(トシヒト)親王の別荘跡で、
京都の中心街から離れた桂川の西岸にあります。

建築と庭が一体となった美しい造形は日本屈指と評価され
ており、
ドイツの建築家ブルーノ・タウトが「泣きたくなるほどに美しい」との言葉を残したことは有名だと思います。

b0161170_20523886.jpg
タクシーから降り立って最初に目にする『桂垣』と言われる笹垣
自生の竹を用いた垣で、葉が風に靡いて揺れる様は力強さを感じさせます。
b0161170_20434993.jpg
アプローチでは打って変わって刺々しい竹垣に切り替わります。
見事なほど均整を持って組まれており、緊張感を与えます。

憧れの桂離宮がついに見られる!という私の緊張と期待を更に増幅させてくれます。



nagasawa / ULTRA STUDIO

# by ultranagasawa | 2014-02-11 19:31 | tour
2014年
b0161170_18553528.jpg
年が明けて、もう一月以上経ってしまいましたが……、
本年も当事務所をどうぞよろしくお願いいたします。

年末は箱根へ旅行にいきました。
温泉と食、綺麗な風景で一年の疲れを精算できました。
b0161170_18553693.jpg
b0161170_18553688.jpg
しかしその後は……
ある事情でその他の予定をすべてキャンセル、急遽東北へ帰省。
正月はどこにも出かけずにずっと家族で過ごしたのでした。

ここ数年は、帰省しても友達と会ってばかりであまり家にいないことが多かったので、
今回ほど長い時間を家族と過ごすのはずいぶん久しぶりのことでした。
これはこれで、良い休暇になったと思います。


nagasawa / ULTRA STUDIO

# by ultranagasawa | 2014-02-10 18:57 | diary


Link
その他のジャンル
記事ランキング